ちょっと聞いて!学生だけじゃなく先生にも伝えたい大切なこと
フリーランスのクリエイターをしている『ひらつかかつじ』です。
先日、大学の先生からインターンシップの授業で、社会人としての経験を話してほしいというお話がありました。
正直な話、僕が話していいの?と思いました(笑)
60人の生徒の前で10分間話すだけかと思いますが、僕が話す内容は聞いている誰かの人生を左右させる可能性があると思います。
お声がけいただいたことは大変嬉しいですが、就職しなければならないという方向で話さなければいけないのであれば、お断りしようと考えています。
正直なところ大学の意図はわかっているんです。
大学だけじゃなく高校もそうかもしれませんが、学校を経営していくのに大事なのは学生の「就職率」です。
ネームバリューのある学校はわかりませんが、それ以外の学校は就職率や大手企業への就職を売りにしているところが多いと感じます。
きっと学生のご両親も有名な大学に入ってほしいと願っているけれど、偏差値の問題で入れないことがあるので、それであるならできるだけ就職率が高い大学に行かせることでちょっと安心するんだと思います。
学生たちに「就職」や「進学」をしてもらわないと、学校の強みである就職率が下がる=学生が入りにくくなる、学費が入らなくなるので、学校は「就職」や「進学」を勧めてくると思うのです。
僕自身、就職することが絶対正しいとは思いませんし、就職しない方が絶対正しいとも思いません。
興味があるならやってみた方がいいし、やりたくないなら別のことをすればいい、すべてにいろんな可能性があります。
絶対なんてものはありません。
そして、学校は就職を勧めるけれどそこから先の未来には責任は取ってくれません。
就職して、頑張って頑張って、無理してもっと頑張って残念なことに命を絶ってしまう方もいらっしゃいます。
僕自身の体験として、就職してたくさん得たものはあったけど体と心はボロボロになりました。
就職が必ずしも良い結果になるということとは限らないんです。
大人は子供、そして学生を「型」にはめてはいけません。
あなたが感じている世の中の常識は、あなたの中の常識。
大人はやりたいこと、挑戦したいことを応援してあげればいいんです。
すべて決めるのは自分自身。
みんながこうするから私もこうする。
テレビやネットでこういっているから私もそうするではありません。
自分で情報を集めて、自分で考えて、自分で行動することで幸せな人生を手に入れることができる!
と、僕は信じています。
何よりも自分自身を信じて大切にしてね!というお話でした。
またね~
埼玉県在住、1988年生まれ。
デザイン制作会社でグラフィックデザイナー、メーカーでのインハウスデザイナーの経験を経て、フリーランスへ転身。
デザイナーとして活動しつつ、オリジナルキャラクター「ばななたろう」の作家としても活動中。