売っていないなら自分で作ればいい!ブースデザインDIY
こんにちは、こんばんは!
現在、デザイナー・作家として活動している『ひらつかかつじ』です。
『デザインフェスタ』に出展していると、他の出展者の方にブースを褒めていただくことがあります。
今回は私が制作したブースを失敗例も含めて、ご紹介できればと思います。
デザフェス55 ブースデザイン
デザインフェスタvol.53、vol54はレンタル備品で構成していましたが、vol.55では思い切って屋台風のデザインにチャレンジしてみました。
ショッピングモールでディスプレイデザインをたくさん見て、ネットでマルシェ風のデザインを研究しました。
DIYで棚を作るという動画を見て、これだ!と思ったのです。
それは水廻りの設備で使う『塩ビパイプ』と『塩ビ継手』でものでした。
Sブース(900mm×1800mm)のサイズを基準として、設計図を作成。
CADとかは使えないの、サイズも本当に合っているのか不明ですけど…。
(使ったもの)
〈塩ビパイプ〉1000mm×10本
〈塩ビパイプ〉900mm×15本
〈塩ビパイプ〉450mm×34本
〈塩ビパイプ〉400mm8本
〈塩ビパイプ〉225mm×18本
〈塩ビパイプ〉200mm×4本
〈継手〉ソケット(2方向)2個
〈継手〉チーズ(T字)27個
〈継手〉3方接手(L字)8個
〈継手〉4方接手17個
〈塗料〉水性・艶消し・ホワイト 1缶
★フェイクグリーン 6点
★木目シート 数枚
★パネル 数枚
★は100円ショップ
材料合計:約40,000円
ちなみにこれは当時アイデアが暴走していたブースデザインなので、オススメできません…笑
金額も結構しましたし、何よりも時間と手間がかかります。
何でも自分で頑張れば作れるんだよ!という例として捉えていただければと思います。
デザフェス56 ブースデザイン
前回の反省点を踏まえ作ったブースがこちら!
穴だらけでジェイソン(13日の金曜日)のような印象を受けますが、前回ほど作る時間も金額もかかりませんでした。
ただひとつ、風にはとても弱いので屋外での使用は控えた方がよいです(屋外でのフリマで実験済み)。
(使ったもの)
★デザインボード(200×300)4枚
★デザインボード(300×400)10枚
★デザインボード(300×600)4枚
★デザインボード専用U字フック8P
★デザインボード足 24本
★ネジ 24個
★結束バンド
★お皿立て
★パネルスタンド 4個
★ブックスタンド 3個
★ハレパネ
★つっぱり棒 2本
★フェイクグリーン
厚手 半光沢紙
マジックテープ
※机と椅子は自宅にあるものを使用
★は100円ショップ
材料合計:約7,000円
机をバラして持っていくのはちょっと大変ですが、展示商品に応じて展示方法が変更できるという点は悪くないのかなと思います。
机の下の正面部分は、布に変更してもOK。
ブースの机の上に平らにして商品を置く方がいるかと思いますが、ショッピングモールの売り場を参考にするとアクセサリーや小物って吊るしてあったり、少し段にして立体感を出しているものが多いように感じますよね。
お客さんの目線で考えるとブースを見た時に、パッと目に入る方が商品の陳列としてよいかもしれません。
商品数が多いとごちゃごちゃして商品が選びにくいなんてこともあるので、机の上は柄のないシンプルな見た目、奥行き感を出すことも重要なポイントです。
結束バンドはとても優秀なアイテムで強度があり便利です。
少し重たいデザインボードもいくつかでくくると、しっかりと固定されます。
外したい時は『はさみ』や『カッター』で切るだけOK。
『お皿立て』はまったく違う用途で使用してますが、本やフォトフレームが置けるのでとても便利なアイテムです。
まとめ
『商品』に力を入れることも重要ですが会場にはたくさんの情報があるわけですから、他のブースとの見た目を少し変えるだけでお客さんは足を止めていただけるかもしれません。
既製品を購入する場合は少し金額が高いですが、自分で作ってみると時間は少しかかりますが価格も抑えられて自分の求めているものを作ることができます。
あなたもオリジナルのブースを考えてみてはいかがでしょうか。
何かの参考になれば嬉しいです。
埼玉県在住、1988年生まれ。
デザイン制作会社でグラフィックデザイナー、メーカーでのインハウスデザイナーの経験を経て、フリーランスへ転身。
デザイナーとして活動しつつ、オリジナルキャラクター「ばななたろう」の作家としても活動中。