頑張らないように頑張る!自分に正直になる生き方
フリーランスのクリエイターをしている『ひらつかかつじ』です。
今日は「頑張らないように頑張る」というテーマでお話していきたいと思います。
自分にムチ打って、無理してでも一生懸命頑張るということが美徳みたいな文化を感じませんか?
僕自身も昔はそう感じていました。
Mr.ストイック〜制作会社に勤めていた頃の話〜
デザイン制作会社に勤めていた時代の話ですが、この時代は自分にストイックだったなぁと感じます。
入社したての頃は、先輩の足を引っ張らないようにということだけを考えてひたすら頑張って、
「世の中の有名なデザイナーさんたちはみんな寝ずに頑張り続けて努力したから成果を出しているんだ!自分も頑張るんだ!」と熱くなっていました。
長いことスポーツをやっていたこともあって忍耐力だけは自信がありました。
最初の頃はそのまま頑張り続けることができましたが、3年くらい経つと「あれ?呼吸をしてること忘れてる?」なんて感じるようになりました。
もちろん生きているので呼吸していることを忘れているなんてことはないのですが、自分の中で少しずつ違和感を感じるようになったのです。
自分の中の当たり前が書き換えられていました。
お昼ご飯は17時が当たり前、終電で帰るのが当たり前、大きい案件がある場合は帰宅せず寝袋で寝るのが当たり前。
デザイナーだからこんなのは当たり前だよ。
他の制作会社なんて週に1回しか帰れないなんてこともあると周りから聞いていました。
(社内でよくJ-waveが流れていましたが、リスナーとしゃべる企画があって、そのほとんどがデザイナーで仕事の愚痴を言っていましたね)
どこの制作会社も同じなんだ、みんなも頑張ってる!だから僕も頑張らなくちゃ!
当然そんな無理して頑張る生活を続けていると、心も体にも不具合が生じてきます。
健康診断の結果がどんどん悪くなっていきました。
当たり前です、極度の睡眠不足状態で健康診断にいってるんですから笑
一番辛かったのが長期休暇後の出社で、行きたくない行きたくないと布団の中でつぶやき毎日胃薬を飲んで出社するようになり、通勤中も体調が悪くなりました。
でも、後輩もいるし頑張らなくちゃ、チームのために頑張らなくちゃ!と頑張り続けると、どんどんと心が黒くなっていきました。
表面上は笑顔でも心では笑っていない、何を見ても感動しない、愚痴や文句ばかり出てくる、人の不幸が心地よい。
その頃は気づいていませんでしたが、完全にダークサイドに落ちていたのです。
今考える正直ゾッとしますね・・・笑
むしろ褒めてあげたいですね、よく頑張り続けたエライって。
最終的にあまり記憶はないのですが、無意識のうちに転職していました。
病院に行ってくるといって1社だけ面接に行ったのはだけは覚えています笑
転職後に我に返って、転職したことを実感しました。
働き方改革!ということが浸透して今ではそんな無理をさせる会社ではなくなっていると思います。
といっても結局無理をしてでも頑張る!と自分で自分を拘束していたのですから、会社が悪いということではないんです。
制作会社にいた頃の無理して頑張っていたことの経験が、現在の仕事に繋がっているし得たものは多いと思います。
そんな経験をしてからの今の生き方
同じ境遇のだった人?今まさにそんな感じと思った人はいますか??
結局は自分がどう意識しているかで未来は変わると思います。
頑張ってもいいし、頑張らなくてもいい。
すべては自由で自分自身が選択できるということです。
それだけは覚えておいてください。
あなたにはそれを選択する権利がある。
常に心に余裕を持つということが大切で、心地よい状態を保てばいい方に流れるんだなぁと感じます。
クリエイターなのでデザインでいうところのマージン?「心の余白」です!
自分の心に無理して頑張っていると目先のことにしか目がいきません。
どんな時もニュートラルな状態でいて俯瞰して物事を見ると色々なものが見えてきます。
だから僕は過去で経験したことのように、
「無理して頑張る目先のことしか見ない自分に厳しい生き方」から「他人にも自分に優しい頑張らない生き方」を選ぶことにしました。
最近では黒くなってしまった心が本来の色に戻っていくような感覚を感じて、色々なものに感謝もできるようになりました。
これを読んでくれた方にも感謝しています!
風の時代ということなので肩の力を抜いて、自分の心に正直に生きていきましょう。
無理して頑張っている人の心に届いたら嬉しいです。
ではまた〜
埼玉県在住、1988年生まれ。
デザイン制作会社でグラフィックデザイナー、メーカーでのインハウスデザイナーの経験を経て、フリーランスへ転身。
デザイナーとして活動しつつ、オリジナルキャラクター「ばななたろう」の作家としても活動中。